家計を改善するには?まず家計簿をしっかりつけ継続しましょう!【ファイナンシャルプランナー加藤英俊執筆】

f:id:tointnews:20210511162714p:plain

はじめまして。ファイナンシャルプランナーの加藤英俊と申します。

今回の記事では、家計の改善策として家計簿をつける目的と継続する方法をお伝えします。

 

現在ではインターネットの普及により、株式投資や不動産投資、そして財テクや副業などお金を増やす情報があふれています。

しかし、お金を増やすことに一時的に成功しても、いつの間にかお金を使ってしまい残高がない、そのような事例を耳にすることも多いでしょう。

 

実は、収入を増やすには、自分のお金がどうなっているのか、その流れを把握し家計を改善することがとても重要となってきます。

 

お金がたまりにくい、いつの間にかお金がなくなっている、などの対策として、収入を増やす以前に、家計簿をつけお金の状況を把握してみることをおすすめします。 

―――――――

著者:加藤英俊様(ファイナンシャルプランナー2級、AFP、FP宮崎支部所属)

オフィシャルサイト:https://hidetoshi1967.com/

―――――――

 

家計簿をつける目的

f:id:tointnews:20210511162023j:plain

 

家計簿と聞いて、既に実践している方もいらっしゃることでしょう。しかし、実際に家計簿をつけてみたけど続かなかった、また、これから家計簿をつけてお金の流れを知り家計を改善したい、そういった方々は、まず家計簿をつける目的を確認してみてはいかがでしょうか。

ここでは、家計簿をつける目的についてお伝えします。

 

お金を何に使いすぎているか把握するため

家計簿をつけると、お金の出し入れが分かるようになります。当たり前の話ですが、お金がたまりにくい方の共通点として、そもそも収入がない方は除き、お金の出し入れを把握していないケースを非常に多く感じています。

まず、家計のどの分野でお金を使いすぎているのか把握することをおすすめします。

 

お金の使い方を調整するため

家計簿をつけると、ある程度の予算管理ができるようになるため、どの分野で支出を増やし、どの分野の支出を減らすのか調整できる様になります。

お金の使い方を調整できるようになれば、家計を守る次のステップである収入を増やすステージに無理なく進めます。

 

無駄な出費を減らしお金を上手に使うため

家計簿をつける目的として、お金がどこでなくなっているか把握することと、お金の使い方を調整することをお伝えしました。これらの基本をおさえていれば、お金を上手に使う感覚を身に付けることができます。

家計簿により家計を改善できますので、収入を増やす前の段階で、お金の残る可能性が高くなります。

 

家計簿が続かない理由

f:id:tointnews:20210511162216j:plain

家計簿が大切なのは分かっているけど続けるのが難しく、三日坊主で終わってしまう、その理由はなぜでしょうか。

家計簿が長続きしない理由をじっくり考え分析してみると、長続きするノウハウにつながることでしょう。

ここでは家計簿が続かない理由をお伝えします。

 

項目が細かすぎるから

そもそも家計簿には、手書きによるものと、表計算アプリ、家計簿専用アプリなどがあります。

それらの中から自分に合ったものを選び、家計簿をつけることになります。

家計簿を開始する際の設定を細かすぎるものにすると、データの入力や処理作業などに時間を使い、長続きしない原因となります。

 

金額の不一致に労力をかけすぎるから

家計簿をつけると、必ず問題になるのが金額の不一致です。

家計簿をつけるのは、当日にやることが終わり家事もひと段落した頃になります。

一日の疲れがたまった状態で金額の不一致があると、その原因探しに精神的なストレスを感じることも多いでしょう。

家計簿の金額の不一致に労力をかけすぎると、長続きしない原因となります。

 

家計簿を続ける方法

f:id:tointnews:20210511162246j:plain

家計簿は毎月継続することが大切で、さらに数年間継続していると、過去のデータを比較し効率のよいお金の使い方につながります。

家計簿が続かない理由を先に述べましたが、それらの理由も踏まえたうえで家計簿を続ける方法をお伝えします。

 

そもそも家計簿は続かないという認識を持つ

家計簿を始めたけれど、続かない、そのような方が多いことでしょう。それならば、発想を切り替えて、そもそも家計簿は続かないという認識をもってはいかがでしょうか。

これは、家計簿を途中でやめるのを前提にするのではなく、家計簿とはそういうものという気持ちの距離感を持っていた方が、結果的に長続きすると感じています。

 

細かすぎる家計簿を作らない

家計簿を開始するにあたり、細かすぎる家計簿を作らなければ、入力の負担も少なく長続きします。

特に、手書きの家計簿を作成した際は、細かすぎない項目設定ですと、レシートからの転記に時間をとられません。

 

時には毎日家計簿をつけない

時には、家計簿をつける時間を確保できないこともあるでしょう。その場合は、思い切って時間を確保できる翌日以降に、家計簿をつけてみてはいかがでしょうか。

家計簿をつけるのが難しい状況に無理をしなければ、家計簿の継続につながります。

 

まとめ

f:id:tointnews:20210511162259j:plain

本稿では、家計を改善する方法として家計簿についてご紹介しました。

 

家計簿で大切なのは、継続することと、数字を客観的にみてお金の使い方を調整できるようになることです。家計簿で、日常のお金をコントロールできるようになれば、家計を守る次のステップである、収入を増やす段階に効率よく進めます。

 

家計を改善し、大切なお金をコントロールする基本として、家計簿をしっかりつけ継続することを改めておすすめします。

 

今回の記事を読んでいただいております読者様に、わずかでもお力添えできますと幸いです。